5歳の女の子が通う生徒さんの親御さんが面談を申し込んできてくれました。
・娘さんには算数の力があるのではないか?と思ったこと
・お母様が算数・数学が苦手だったこと
この2つがきっかけで早めに公文を考えているとのことでした。
今現在、その女の子は、まなびっこ(塾)・えいごっこ(英会話学校)・みらいっこ(プログラミング教室)に通っている生徒さんです。
自分の体験はうまくいくきっかけになることもある
実際、このママさん、算数・数学が苦手ではあったけれど、
そろばんを始めてからそれが緩和されたと言います。
そのため、そろばんをきっかけとして紹介することで、
お子さんが算数力が伸びることは十分にあります。
そして、お子さんが嫌ならやめれば良いんですね。
ただし、、、
習い事は多くても2つに絞りましょう。
お母様とお話している時に、この本の存在を思い出しました。
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この本の中で共感したことが、
習い事は週に多くても2つという記事があります。
今の子たちは、本当に忙しくて、習い事を5つも6つもしているなんてことは珍しくありません。
しかし、身になっているのか?と思うとそれは別問題。
好きではないもの、通わせるのが億劫になっているものは辞めて、
いくつかに集中した方が良さそうです。
塾長の宗形も、小さい頃の習い事はピアノと剣道だけでした。
剣道はでも、そのおかげで県大会や全国大会も経験し、
さまざまな社会経験を早いうちにすることができました。
習い事の数が少なくなれば、自ずと自由時間が増え、自由時間に創造的なことができるようになります。
特に今回の5歳の生徒さんの場合は、リーダーシップを感じられたので、リーダーシップが発揮できるようなことをすると、さらにいろんな方面が伸びるのではないか?とアドバイスをさせていただきました。
それは子ども同士の遊びでも良いですし、習い事が今は机の上やお勉強ばかりなので、スポーツなどの団体競技でも良いかと思います。
多くしたあとは少なくしても良い。
空いた時間で例えば、今回のママさんの場合は学生の頃好きだったという漢詩を教えても良い。
それをするだけで英才教育になります。
(ちなみに僕の母はNHKの大河ドラマが大好きで、僕は自ずと歴史好きになりました。)
また、こちらの本で共感したのは、お子さんが人前で褒められた時の対応です。
Q5にママ友に「利発そうなお子さんですね」と言われたときに返すべき言葉は?
とあり、
A「そうなんです!うちの子、すごくできる子なんです」
B「いえいえ、うちの子なんてまだまだですから・・・」
勉強が得意になる子はどっち?という質問がありますが、
これはAです。
ただ日本の社会だとまだまだ大きくはこのようには言えませんよね。
それはわかります。
ですが、人前で自分の子を卑下するのも自分も自分の子もかわいそうです。
そんなときは、相手のことを否定せずに、「そんな風に言ってくださってありがとうございます。
とっても嬉しいです。私もそう信じているんです。」と自分も共感することをやんわり伝えるのが良いと思います。
話を戻して
公文なのかそろばん教室か、それとも。。。
まなびっこにも公文と掛け持ちで通っている生徒さんもいらっしゃいます。
公文をやめてくる生徒さんもいらっしゃいます。
そろばんも同じです。
そして、結論なのですが、
公文は合う・合わないがあります。
宿題が毎日5枚ずつ渡されること、集中して自分で強制的にやらされてもできること
それを楽しいと感じるか、そつなくこなせるか。
公文をすることで、小学生のうちに中学生の勉強もできるようになるのはメリットかと思います。
しかし、宿題に追われてしまって、遊ぶ時間が減ると思う子
勉強がより嫌になってしまう子もいる様子です。
僕個人の意見としては、公文もそろばんも、もしお子さんが興味がありやってみたいのであればOKだと思います。
ただ、先取りが良いと言われますが、先取りの弊害もあるのです。
例えば、学校の授業がおろそかになってしまうこと(すでに知っている内容であるから)
中学校からは授業の受け方から評価に入るんですね。
さらに、先取りを常にしていないと不安になってしまうこと。
どんなことにもメリットとデメリットがあると思った時に、
お子さんが「楽しい、続けたい、面白い」と思えるようなことを続けること。
さらには、家族の話題の中で取り上げたり、いつでもお子さんとコミュニケーションをとって、お子さんの気持ちをわかるようにしておくことは何より大切なのではないでしょうか?
最後に塾長より
どんなことをしていても、大丈夫。
いつでも不安であれば、相談できる場所があると良いのではないかと思います。
小学生まで全く算数ができなかった女の子が中学校からまるで人が変わったかのように
オール5を取り続けたなんて例もあります。
本人が変わりたい、変えたいと思えば、いつだって人は変われるんです。
そんな生徒さんをたくさん見てきましたから。
だから、安心という気持ちの上で、本当は何をさせてあげたいのか?何をしたいのか?
一緒にお子さんと触れ合う中で、一番心地よく、一番楽しそうなことを見つけてあげてみてください。